カテゴリ:不動産売却のお役立ち情報コラム
誰もが一度は、マイホームを持ちたいと考えるものでしょう。
不動産を購入するときに、お金が十分にないならば、住宅ローンを利用します。
そのときに必要となるのが頭金です。
では、いくらぐらい用意すればいいのでしょうか?
不動産購入時に頭金を支払う理由と住宅ローン契約時の頭金の目安
頭金は、住宅ローン契約時に支払う自己資金で、毎月の返済額を減らすために、契約額の何%かを支払います。
先に頭金を支払って完済までの期間を短くすれば、利息の総額を減らせます。
また、住宅ローンの審査も通りやすくなるので、支払う方が多いです。
頭金の目安額
頭金はローン契約額の2割程度用意するのが良いとされています。
例えば3,000万円の住宅ローンを契約するならば、頭金の額は600万円です。
2017年のフラット35利用者のデータを見ると、平均額は以下のとおりです。
●注文住宅 : 651万円
●建売住宅 : 302万円
●マンション : 705万円
●中古住宅 : 208万円
ただ、いくら頭金を用意した方がいいといっても、無理して多額を用意するのは良くありません。
生活資金を削ってまで用意すれば生活に支障を来すので、無理のない範囲で支払います。
不動産購入時に頭金を支払うときと頭金ゼロでのローン契約の注意点
住宅ローンを契約すると、頭金の他にも諸費用が発生します。
諸費用は、手数料、登記費用、仲介手数料、不動産取得税などです。
諸費用はローン契約額の10%程度になることもあるので、たくさんのお金が必要になります。
頭金は、住宅ローン契約時に10万円程度、その後手付け金として契約額の5%ぐらい、そして物件引渡時に残りを支払うケースが多いです。
また、頭金をなしにしても住宅ローンは組めます。
初期費用を少なくしたい人にとって魅力的です。
ただし、頭金をなしにすれば、月々の負担が増えて利息の支払総額も増えるので要注意です。
頭金をゼロにするならば、自分の収入と月々の返済額を考慮して、返済が負担にならないか考えた方が良いでしょう。
月々の返済額を減らすために長期のローンを組んでしまい、定年退職後も返済が続くということにもなりかねません。
また、諸事情で急に売却が必要となった場合も、売却額のみではローンを完済しきれないということも起こり得ます。